『中車と團子の会』

プロフィール

市川中車(九代目)

澤瀉屋(※)

市川 中車

1965年12月7日生まれ。父は二世市川猿翁。2012年6月7月新橋 演舞場『小栗栖の長兵衛』の百姓長兵衛、『ヤマトタケル』の帝ほかで九代目 市川中車を襲名した。
『一本刀土俵入』の茂兵衛、『ぢいさんばあさん』の伊織など新歌舞伎を中心に、『恋飛脚大和往来』の槌屋治右衛門、『牡丹燈籠』の伴蔵、『芝浜革財 布』の政五郎など、上方狂言や世話狂言にも挑み、成果を上げてきた。最近で は、『傾城反魂香』の浮世又平後に土佐又平光起、『新,水滸伝』の晁蓋、今年 再演されたスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』の帝にも改めて取り組むなど、澤瀉 屋(※)の芸の継承にもつとめている。さらに、新作歌舞伎『流白浪燦星(ルバン 三世)』では銭形警部を演じ、話題を呼んだ。

市川團子(五代目)

澤瀉屋(※)

市川 團子

2004年1月16日生まれ。父は市川中車、祖父は二世市川猿翁。2012年6月7月新橋演舞場『ヤマトタケル』のワカタケルで五代目市川團子を名乗リ初舞台。
今年は新橋演舞場・御園座・大阪松竹座・博多座と4劇場でスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』に出演した。最近では、『連獅子』の仔獅子の精、『三社祭』 の善玉、『新・三国志 関羽篤』の関平、『新・水滸伝』の彭圮、さらには、『義経 千本桜』「道行初音旅」の佐藤忠信実は源九郎狐を勤めるなど、役の幅を広げている。舞台出演の機会もますます増え、これから若手花形としてさらなる飛躍が期待される一人。

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※「澤瀉屋」の「瀉」のつくりは、正しくは“わかんむり”です。